令和4年度12月度 家族支援の会「さなぎの会」報告

12月のさなぎの会を下記の通り開催いたしましたのでご報告いたします。

日時:2022年12月17日(土)14:10~16:00
会場:柏市教育福祉会館【ラコルタ柏】およびオンライン
参加:会場参加2家族、オンライン参加1家族、合計4名
支援スタッフ3名、ボランティアスタッフ2名

 今回の開催も、会場とリモート方式を併用したハイブリット開催となりました。前半のミニ講座は、柏サポステで活躍され、現在は「なやめる10代ほっとカフェ」のマネージャーをされています大塚勇一さんよりお話をしていただきました。
 ひきこもりは、いくら専門書を読み支援の知識を得ようとも、書かれていることが効果的とは限らないということ、例えばニワトリの卵も21日間36℃で温めなくてはならない。ヒヨコになるには絶対に21日間待たないといけない。全てに時があり、早く外に出ろでは腐ってしまう。ひきこもりも同じ。ひきこもりには薬もマニュアルもない。本当に時が来ないと治らない。「全てに時がある」これを親が理解すると子どもは安心し、徐々に徐々に治っていく。柏サポステでは、人間は変われるのだと若者が色々なことを教えてくれた、と大塚さんはおっしゃいました。
 後半はフリートークをおこないました。ご家族からは、好きな番組を録画しておいてくれるなど、ちょっとしたお手伝いをしてくれること、そんな何気ないお手伝いからステップアップして外に出ることに繋がっていくのだろうというお話など、様々な話題が出ました。会場は終始大塚さんの暖かいお人柄に包まれ、明るい雰囲気の中でとても充実した会となりました。