平成30年8月度家族支援の会「さなぎの会」を開催しました。【平成30年8月19日(日)開催】

今月は偶数月のため前半はイベントとして、後半は座談会として実施いたしました。
今回は、6月に続いてNHK厚生文化事業団制作の福祉ビデオ「ひきこもりからの回復」(全3回)から第2回「我が子がひきこもったとき~家族の役割と支援~」を視聴しました。

番組では20代の前半から後半まで受験の失敗を機に外にでられなくなってしまった若者の家族の事例をもとに、避けられないこと、心配、こころがけたこと、外に出ることになったきっかけ、第三者とのつながり、など回復に至る経緯、回復へのヒントがまとめられていました。

外部と関わることへの不安から身体症状が出てしまうまでに至った本人に対し、当初こそ入学した学校を欠席したことついて叱責したものの、本人の辛さを共感し、家族の一員であることを常に示し続けたことなどが紹介されました。

また本人が子供のころから好きだった趣味(釣り)を、親自身が楽しみ、ともに体験することで、自然と外で過ごす時間を作っこと、一緒に食事をする、たわいもない会話、挨拶(家族皆が)を大切にしたこと(親が率先して)を通して、本人に変化が現れたこと、その変化を見逃さずにさりげなく次のステップにすすんだことなども紹介されていました。

1時間半の番組でしたが、クスっとする場面や、はっとされるところ、また後半で紹介された「医療につなげる方法」「家庭内暴力への対応」、「本人のお金の問題について」など、具体的な対応について皆で確認することができました。後半は休憩を挟んで座談会となりました。

今回は、HPを見て初めて参加された新規のご家族もあり、安心して参加頂けることに配慮しながらスタッフ含め、皆さんに一通りご挨拶頂き、感想や今後の心がけなど、お話頂き、またボランティアのMさんから居場所の情報提供、スタッフからは直近のイベント情報、次回のお知らせをさせて頂き閉会となりました。

次回9月は連休が3週、4週と連休が続くこともあり、第5週30日に日程を変えて開催します。
会場は、CDI事務所(丹羽ビル3F)で開催の予定です。次回は座談会の予定です。

参加をご希望の方は、キャリアデザイン研究所までご連絡下さい。