「仕事に就きたくても、自信がなく一歩を踏み出せない」などの悩みをかかえた方は、若年層にとどまらず、今や8050問題と言われるように、50歳代の当事者を80歳代の親が心配するといった高齢化の問題にもつながっています。ひきこもりの現状として、若年無業者87万人(2020年/内閣府調査)、中高年引きこもり数61万人(2019年内閣府調査)となっています。
また、氷河期世代の就労の問題が顕在化しており、更に世代間を越えて非正規社員の増加など就労環境が大きく変化する中で、自らのキャリアをどう考えていくか、不透明さを増しています。
相談員は産業カウンセラー、キャリアコンサルタント、公認心理師、精神保健福祉士、社会福祉士、薬剤師、認知行動療法士などの資格を持ち、キャリアデザイン研究所は、地域若者サポートステーション(若者就労支援)、さなぎの会(ひきこもり家族支援)、松戸市中高生居場所作り事業、はじめの第一歩サービス(障害者の就労支援)などの活動を通じて豊富な経験や知見を有しています。下記のお悩みをはじめとして、幅広いご相談に対応させていただきます。
【ご自身について】
心の問題、職場や学校での人間関係、就職や転職、今後のキャリアなど
【ご家族その他について】
ひきこもり、就職、教育、など
【引きこもりのお子さまを持たれる親御さんからの相談例】
子どもが仕事を辞めて、家でゴロゴロしている。どうしたいか聞いても多くを語らないがどうしたらよいか、とのご相談をよく受けます。お子さんはやりたいことがやれない心の悩みを抱え、自信を無くし、一歩を踏み出せないこともあります。親から聞かれることもストレスになり悪循環になっていたりします。お子さんへの伝え方を変えたり、まずは安心して家にいることが出来る環境を整えることで、少しずつお子さんが変化していった例があります。また、就労支援機関や、電話相談、その他相談支援機関の情報をお伝えし、多面的な対応をおすすめすることもあります。ひきこもりのお子さんは、ゆっくりですが、じっくり待つ姿勢があれば、必ず変化していきます。
【就労が続かないというご本人からの相談例】
具体的な困りごとをお聴きしながら、思い込みや過剰な心配等を少し余裕をもって眺めること、考え方の幅を広げて少しずつ行動を変えることを支援した例があります。
【精神科の往診につなげた例】
長期の引きこもりのお子さんに、手洗いや確認をせずにはいられないなどの状況があり、親子の生活が大変になっているとの相談を受けることもあります。このような場合には、状況を詳しくお聴きしつつ、親が巻き込まれないように、往診してくれるクリニックを情報提供し医療につなげた例があります。
相談にあたっては守秘義務をお守りしますので、安心してご相談下さい。
開催曜日:第一・第三月曜日、第二金曜日、第二・第四土曜日の15時・16時・17時 からのいずれか
1回の相談時間:50分
料金:5,000円(但し、さなぎの会会員は3,000円)
※2回目以降のご相談についてはオンライン(ZOOM)相談が可能です。
スタッフ一同
スタッフ一同