新型コロナウイルス感染予防のため、イスと机の消毒、部屋の換気、席の間隔、開催時間に充分注意して開催されました。
お子さんの近況として、通院を続けている、アルバイトを継続している、変化はないが穏やかに過ごしている、こちらから声をかけるとペットボトルゴミを部屋から出してくれた、時には掃除のために子どもの部屋に入るが拒否はないなどのお話、自粛の影響で定期的に通っていた習い事が休みとなり、ストレスが溜まって親を責める言葉も出たが、距離を取りながら見守っている、保護犬を飼うようになり、家族をつないでくれているといった様子をお伝えいただきました。
お子さんを医療につなげるために、健診をすすめるところから考えているという話題から、郵送による血液検査のサービスがあるなどの情報交換
がありました。また、アウトリーチ(訪問支援)についての情報交換の中で、実際に民間機関の訪問支援を利用されているご家族のお話しを伺いました。費用やクオリティの課題を踏まえ、ひきこもりに特化した公的支援を求める声がありました。
次に休憩を挟んで、「自尊心」について意見交換をしました。してほしいことがある場合、一度は言い、それ以上は本人の判断に任せるようにしている、「お願い」という形で伝えるようにしているといった、ご家族の心がけをお聞きしました。どんな小さなことでも「ありがとう」という言葉を忘れずに伝え合う、というお話しが印象的でした。
スタッフからは、新型コロナウイルス禍の新しい生活様式がもたらした在宅で社会とつながることが、お子さん方の可能性を開くきっかけになるかもしれないこと、今後のさなぎの会のオンラインでの開催についての提案などがありました。来月の、在宅ワーカーのミニ講演のお知らせをして終了しました。
なお、8月のさなぎの会は8月15日(土)にパレット柏にてミニ講座と座談会を開催する予定でしたが、コロナ感染再拡大中の現状より、集合形式での開催は中止し、さなぎの会会員家族限定でオンラインミーティングを試行的に行う予定をしております。詳細が決まりましたら会員家族に別途ご案内する予定。
さなぎの会の主旨・過去の内容ついては、キャリアデザイン研究所HPのFAQ、過去の報告をご覧ください。
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