令和4年1月度 家族支援の会「さなぎの会」報告と令和4年2月予定

当初はラコルタ柏を会場としてリモートとのハイブリッド開催の予定でしたが、新型コロナオミクロン株の感染拡大を鑑みて急遽リモートのみの開催となりました。

今月はフリートーク、最初に参加者の近況から座談が始まりました。新型コロナの再拡大で公共施設が利用停止になるなど影響が続いていること、スタッフからはSNS相談や在宅での悩みが増えていることなどその影響についての話がありました。ご家族からもSNSを活用したいが、ご本人があまり乗り気ではないことなど話が挙がり、SNSにはコミュニケーションの新しい可能性はあるが、いじめや情報過多など弊害もあるのでどのように使うかはそれぞれの考えが尊重されるといったSNS社会との向き合い方についての話題になりました。その後、2月5日に予定している斎藤環医師による講演会の話題になり、質問したいこととして「ひきこもる当事者が希望を持つためのメッセージ」、「ひきこもる当事者に在宅ワークは可能か」、「コミュニケーションを少しでも深めるための心構え」、「親亡きあとにむけてできること」といった項目が挙がりました。その後の話し合いではコミュニケーションを深めるためにできることとして相互に意見交換があり、本人を認めること、なにかしてくれたら『ありがとう』と必ずいうこと、本人に限らず、家族間でも『ありがとう』の気持ちを忘れず、互いに感謝しあうこと、といった再確認がありました。なお、この点について直接ではなく本人に気持ちを伝える方法として「オープンダイアログ(対話)」における「リフレクティング(反射)」という方法が有用であることなどスタッフから言及がありました。

短い時間、少人数ではありましたが、様々なテーマについて考える活発な話し合いになったようです。

次回のさなぎの会は2月18日です。座談の他、5分間でできる認知行動療法「ぽじれん・ここれん」のミニ講座を予定しています。


《2開催のご案内》

2月19日(土)は感染症感染拡大の状況を鑑み、リモート方式のみでの開催となります。
今回は弊NPO法人会員で、認知行動療法サポーターであります佐藤貞雄氏より「5分間認知行動療法(ぽじれん・ここれん)でこころの健康づくりをしましょう」と題してミニ講座を開催いたします。

開催日時:令和4年2月19日(土)13:30~15:30
開催場所:ZOOMによるリモート開催
     ZOOMへの参加方法は申込いただいた方にメールにてご連絡申し上げます。
     ※会場開催はありません。
内容:
1)「5分間認知行動療法(ぽじれん・ここれん)でこころの健康づくりをしましょう」
  「ぽじれん・ここれん」は、千葉大学の清水栄司教授が考案した認知行動療法エッセン
  スを活用した簡単なエクササイズです。コロナ禍でのストレス対処法としても有効で、
  毎日をポジティブに明るく過ごすヒントにもしていただけるかと存じます。
  講師:認知行動療法サポーター:佐藤貞雄氏(キャリアデザイン研究所)
2)相互情報交換・交流会:同じ悩みをもつ方同士の情報交換タイム

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

(令和4年2月19日さなぎの会 参加申込書)